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2016.07.04 08:00

大学卒業生の45%が「学資援助を受けたことを後悔」 返済に苦しまないためには


大学卒業後に後悔しないようにする一つの方法は、大学に入る前に親や学生が(最終的なコストも含め)すべての情報を得ておくようにすることだと、コンシューマー・リポートは提言している。その上で、双方が正しい選択を行わなければならない。学生向け教育ローン大手のサリーメイ(Sallie Mae)が発表した最新の報告書によれば、大学の学費支払いに関してどのような計画を立てていたかという質問に対して、費用を理由に大学の選択肢を絞ったと回答した親はわずか17%だった。

「親たちは学校内の競争にたきつけられ、子どもをできる限り“いい学校”に行かせなければと考える」とチェンは言う。彼がかつて助言した家族は、娘を年間6万5,000ドル(約668.5万円)もかかる私立学校に通わせようとしていた。年間2万8,000ドル(約288万円)で通える優秀な公立学校という選択肢もあったにもかかわらずだ。

「大体において、子どもではなく、子どもに自分を重ね合わせている親の願望が選択の背景にある」とチェンは言う。「イェール大学に行きたかったと思っているような親たちだ」

調査の回答者が抱えている債務残高の中央値は20,851ドル(約215万円)。大学の学費1年分の中央値は14,359ドル(約148万円)だった。

編集=森 美歩

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