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ロンドンにあるテック起業家のためのTechHub (Photo by Oli Scarff/Getty Images)

Never mind the bollocks――くだらんことを気にしてる場合じゃない。伝説のパンクバンド、セックスピストルズの1977年のアルバム(邦題「勝手にしやがれ!!」)のタイトルとしてお馴染みの文句が今、大手ベンチャーキャピタル、インデックス・ベンチャーズの公式ブログに掲げられている。

英国のEU離脱(ブレグジット)のショックが広がる中、「今後も変わらず英国内のスタートアップや起業家をサポートしていく」と同社は明言する。インデックス・ベンチャーズは1996年創業。ロンドンとサンフランシスコにメインオフィスを置くグローバルVC企業だ。

「どの市場にもリスクはあり、優れたスタートアップは逆境をものともせずに成長を続けることができる。Brexitだって克服できると確信している」とインデックスでパートナーを務めるマーチン・ミグノットは話す。

英国のスタートアップにとって、Brexitによる最大のデメリットは、優秀なエンジニアの採用が困難になることだ。現状は英国の企業は、EUに加盟する27か国から優秀な人材を簡単に雇用することができる。ある起業家は、今後は英国でドイツ語が話せるスタッフの採用が難しくなることを想定し、フランクフルトでの出張所の開設を検討しているという。

別の起業家は「ロンドンで働くスタッフの35%がEU出身者で、イギリスで働き続けることができるか不安に感じている」と話す。

「イギリスで優秀な開発者やエンジニアを雇うのは非常に難しく、これまではEUからの移民によって人材不足が賄われていた」とデザイナー家具の販売を手掛けるMade.comの創業者、ニン・リーは話す。中国出身のリーは、最初の会社をパリで立ち上げた後、Made.comをロンドンで創業した。

インデックスのミグノットは、これまでに出前サービスのDeliveroo、カーシェアリングのBlaBlaCar、ロンドンに本拠を置くSwiftKeyなどへの投資を担当した。SwiftKeyはスマホの文字入力アプリを開発しており、今年初めにマイクロソフトが2億5,000万ドルで買収している。ミグノットも「テクノロジー業界にとって最大の心配事は雇用問題だ」と話す。

これに対し、EU離脱を訴えた政治家らは、オーストラリアの移民政策のようにポイント制を導入し、一定のポイントを満たせば、EU出身者でも自由に英国で就職ができるようにすれば良いと主張する。

編集=上田裕資

 

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