「求められる人材」になる5つの方法

PhotoAlto/Frederic Cirou / gettyimages


5 「自分なりのルールを作る」

昔ながらの職探しの方法は、いまや通用しない。職探しに苦労し、疲れきった人ならよく分かっているはずだ。

幾つもの応募フォームに入力するよりも、もっと良い方法がある。例えば求職期間中、自分が求人コンサルタントになってしまうのだ。名刺を作り、知り合いに配ってみよう。求人コンサルタントの仕事はフルタイムの仕事より多いくらいだが、募集広告が出されることはほとんどない。コンサルタントとして活動するうちに、どの企業のどの部署が、どのような痛みを抱えているかが見えてくる。

それが分かったら、その部署の管理職に宛てて、「自分に緩和できる痛み」について書いた手紙を“郵送”してみよう。通常の採用プロセスからは外れた形になるが、それでも良いではないか。昔ながらの仕事の探し方は、すでに崩壊しているのだ。

転職に成功する人は、職探しは“2車線の道”であることを理解している。より良い人材を探している企業と、より良い職場を求めている求職者の双方向的な関係の上にあるものなのだ。

どちらか一方に、より大きな力がある訳ではない。雇用主には力があっても、自分にはないと思っているなら、その考え方は面接でのあなたの態度に出ているはずだ。そのままでは、自分にふさわしくない仕事をしながらひどい扱いを受け、それで終わることになってしまうかもしれない。

編集 = 木内涼子

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