「従業員の本音」調査で明らかに、不満度が高いのは大企業

Tom Merton / gettyimages


企業規模と「満足度」の関係

従業員が50人未満の小規模企業で働く人たちが、勤め先の企業を「非常に機能的」と答える確率は、それ以外の企業の場合に比べて50%高かった。また、この人たちのうち43%は、「今の仕事に就けて満足だ」と答えた。

従業員が1,000人を超える企業では、現在の仕事に満足感を持つ人はわずか27%だった。このほか、小規模企業では42%が「職場で尊重されていると感じる」と答えたのに対し、大企業で同じ回答をした人の割合は33%だった。

小規模企業の従業員はまた、仕事で学び成長することができると考える傾向が強く、80%がそう答えている。

このほか、小規模企業は在宅勤務など、柔軟な働き方を認める割合が高い。大規模企業で働く人たちは86%が在宅勤務を希望しているにもかかわらず、実現できている人はわずか26%だった。

仕事・働き方と性別の関係

今回の調査では、女性の方が「職場に満足している」と答える人の割合が低いことも確認された。勤め先を「非常に機能的」と思う人や、自分の仕事に「刺激的」な部分があると思う人が少なかった。さらに、上司や幹部に対する評価も女性の方が低い。

PwCはこの結果について、女性に十分な昇進の機会が与えられておらず、自分で自分の仕事を管理できていないと考える人が多いためだと指摘している。

編集 = 木内涼子

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