専用アプリで完璧なフィット感のブラを ビクトリアズ・シークレット元CEOも注目のサードラブ

A look from ThirdLove

ハイディ・ザックは、革新的な下着ブランド、サードラブ(ThirdLove)の共同創業者だ。サンフランシスコを拠点とする同社は、女性が自宅でブラジャーの採寸をできるモバイルアプリ(特許取得)を活用し、また2分の1カップごとのサイズ展開を提供する初のブランドだ。最近シリーズAで800万ドル(約8.3億円)を超える資金を調達。投資家には補正下着ブランド、スパンクス(Spanx)のローリー・アン・ゴールドマン元CEOと下着ブランド、ビクトリアズ・シークレットのロリ・グリーリー元CEOも名を連ねている。

サードラブを創業する前、ザックはカジュアルウェアブランド、エアロポステール(Aeropostale)と検索大手グーグルで経験を積んでいる。

「エアロポステールでは4年間、海外事業の立ち上げと運営に携わった。その後グーグルで、大手小売企業へのマーケティングの仕事をした。どちらの仕事からも、従来の小売モデルの中でテクノロジーを活用することで、より良い製品のデザインや、より優れた買い物体験を提供できる可能性があるという理解を得ることができた」と彼女は言う。

バンク・オブ・アメリカで女性向けファッションブランド、ジューシークチュールやリズ・クレイボーンなどの企業の新規株式公開や買収にまつわる仕事をしていた頃、ザックは小売業の革新的なコンセプトについて検討を始め、後に自ら起業した。

「人生で前に進んでいくためには、常に自分を駆り立ててリスクを取るべきだと考えている」と彼女は言う。「サードラブを創業する前に働いていたグーグルは、素晴らしい会社だった。だが同社を去るというリスクをとらなければ、いずれ後悔するだろうと分かっていた。だから給与もいい安定した仕事を辞めて起業した」

サードラブは“モバイルファースト(携帯端末先行)“を信条としており、通販サイトの立ち上げ前(スプラッシュページしかない段階)からiOSアプリを通して商品の販売を始めた。
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編集=森 美歩

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