市場とジェネレーションYのお金に関する差し迫った問題に注目


テルポリーリは、「動物性の加工食品メーカーによる、植物性の食品やその他の自然食品メーカーの買収は今後も続く可能性が高い」と言う。「ホーメルによるジャスティンズ(Justin’s:ナッツバターなどを中心に展開するオーガニック食品ブランド)買収などの例は、加工食品を中心とした従来のポートフォリオから脱却し多角化を図ることに、関心が高まっていることを示している」

もちろん、従来の食品メーカーにとって、植物性食品メーカーの買収だけがその方法ではない。大手企業の中には、健康志向の食品関連スタートアップに投資を行うベンチャーキャピタル(VC)を足がかりにしているところもある。

2015年10月には、ゼネラル・ミルズが301 Incファンドを設立。動物性たんぱく質を植物性たんぱく質に置き換えることを目指すビヨンド・ミートや、ナッツミルクを使って乳製品の代用品を製造しているカイト・ヒルなどのスタートアップに投資を行っている。2016年2月には、キャンベル・スープがエーカー・ベンチャー・パートナーズ(Acre Venture Partners)を設立。コールドプレス・ジュースのジューセロ(Juicero)や、ハーブ・野菜の家庭菜園キットを販売するバック・トゥー・ザ・ルーツ(Back to the Roots)に投資を行っている。そして6月下旬には、ケロッグが1894キャピタルを設立。今後、急成長が見込まれる食品ブランドに1億ドル(約104億円)の投資を行っていく考えだ。

ケロッグのゲアリー・ピルニック副会長は、1894設立に際しての声明でこう述べた。「将来性のある起業家やベンチャーに直接投資を行うことで、我が社の重要な成長源となり得る革新的なアイデアやトレンドへのアクセスを大幅に拡大することができる」

ホワイトウェーブとホーメルは、植物性食品市場での競争で今は優位に立っているかもしれない。だが油断していると、スープ業界やシリアル業界の大手に、すぐに打ち負かされてしまう可能性がある。

編集=森 美歩

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい