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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Gregg DeGuire / gettyimages

グラミー賞の歴史は古い。しかし、だからといって時代に乗り遅れているわけではない。

グラミー賞を運営するレコーディング・アカデミーは6月16日、これまでノミネートの対象にならなかったストリーミング配信限定の楽曲やアルバムを、今後選考の対象に加えるとアナウンスした。これは、音楽業界においてストリーミングが重要な位置を占めるようになったことを如実に示している。ストリーミング限定で楽曲をリリースしてきたアーティストにとっても大きな意味をもつ変化だ。

現時点では、名の通ったアーティストがストリーミング限定で配信を行うケースはさほど多いとは言えない。しかし、従来の流通形態の音楽売上が減少の一途を辿る一方、ストリーミングは急成長している。

ストリーミング限定でトップ10入りの楽曲も

今回の決定の背景にはシカゴ出身の若手ラッパー、チャンス・ザ・ラッパーの存在がある。5月にリリースしたミックスアルバム『Coloring Book』は、ストリーミング配信限定アルバムとして、初めて全米アルバム・チャートでトップ10入りを果たした(初登場で8位)。彼の作品は今回の規定改訂がなければ、来年2月開催の第59回グラミー賞のノミネート対象から除外されるところだった。 実際の結果がどうなるかは別として、少なくとも『Coloring Book』が 12月に発表される候補者のリストに含まれる可能性が浮上したわけだ。

今回改訂された規定は対象となる楽曲の提供元を次のように定義している。「定額制音楽ストリーミング、フルカタログ、オンデマンド配信サービスを提供し、選考対象期間(前年10月1日から選考の年の9月30日まで)に米国内で一年以上サービスを提供しているプラットフォーム」。この規定に則した「レコーディング・アカデミーが定める適用基準を満たすストリーミング・サービス」を通じ、リリースされた楽曲やアルバムがノミネーションの対象になる。

今後はスポティファイやパンドラ、アップルミュージック等、大手ストリーミング・サービス限定で配信された楽曲が、グラミー賞に選出されることが期待できる。音楽業界は今、さらなるデジタル化の道に歩みだした。

編集=上田裕資

 

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