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ブレゲ社 社長兼CEO マーク A.ハイエック

冷静な状況判断で、トップブランドを牽引する

「時計の進化を2世紀早めた」といわれる天才時計師アブラアン-ルイ・ブレゲ。その名を冠したブランド「ブレゲ」の名は、時計界にとって特別な響きを宿している。過去における群を抜いた実績、そして現代に至っても、その遺伝子を継承したモデルたちを擁し、業界のトップに君臨しているからだ。

3月に開催されたバーゼル・ワールドでも、歴史を踏まえ、それを発展させていくというブレゲの方針はぶれず、相変わらずの秀作を発表している。

「大きなサイズの腕時計があんなに続くとは思わなかったのですが、ここ数年で普通のサイズに戻ってきました。ブレゲは歴史を通じて薄型の時計を作ってきておりますので、そちらの方に関心が向いてきたことは、とてもいい傾向だと思っています」

マーク A.ハイエックは、トレンドがブレゲの中核をなすモデルとリンクしはじめたことを歓迎している。ただ、それはたんにラッキーということではなく、いずれ戻ってくることは織り込み済みだった、ということのようだ。

それは陰りが見えはじめたといわれる中国市場についての見解においても同様であった。

「まず、中国というのはここ数年爆発的に売れていたわけです。そういったものは、ある程度までいけば熟成して落ち着くであろう、というのは当たり前のことです。ブレゲも一時期よりは減少しておりますが、安定と捉えております。私たちが2桁成長を予想して予算を立てていたならガッカリするかもしれませんが、その辺は予測して、ある程度見越していましたので。それでも中国を中心とした東アジアのマーケットは相変わらず大きいですからね」

冷静に状況を見つめ、突発的な出来事があっても動じないマーク A.ハイエックの姿は、まさに王道、ブレゲ時計と重なる。そんなハイエックCEOに今年は嬉しい報告があったという。

「これまであまりレディスが強くなかったブレゲですが、この1年で売り上げが飛躍的に伸びたのです。それも機械式時計を求めるお客様が増えたということです。新作のトラディション レディなどは伝統を非常に大切にしながらモダンに仕上げています。それらが好評なのは嬉しく思っています。それに、この女性の機械式時計への関心は、女性のビジネスにおける地位があがってきている証しだと思います。とても喜ばしいことですね」

そう言って、冷静沈着という形容が相応しいビジネスマンの顔に笑顔がはじけた。

マーク A.ハイエック◎1971年、スイス生まれ。アメリカ・南カリフォルニア大学を卒業後、92年にスウォッチに入社。PR&マーケティング部門に。2001年ブランパン社副社長、02年には同社社長兼CEOに就任(現在も兼務)。10年ブレゲ社 社長兼CEOに就任。

文=Forbes JAPAN編集部

 

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