ビジネス

2016.06.21

IMF報告書に騙されてはならない? 「EU離脱で英景気後退」はあくまで可能性

Photo by Michael Tubi/Corbis via Getty Images


「英経済はここ数年好調だが、重大な課題とリスクに直面している」とは述べているものの、「経済成長は一貫して、主要先進国のなかでトップレベルにあり、就業率は過去最高に達している。財政赤字は削減され、金融部門の大幅な改革も進められている」としている。

まるで連立政権や与党・保守党を称賛しているような文章だ。常に政権に批判的なガーディアンを黙らせようとしているかのようではないか。

ブレグジットと英経済に関する真実は、非常にシンプルだ。離脱後に英国が分別のある政策を遂行すれば、経済は堅調に推移するだろう。そうでなければ、問題が起きる。大きな違いは、離脱後にどのような経済政策を取るか、英国民が自ら決められるという点だ。

英国民が自分たちをあまりにも愚かでEUにお伺いを立てなければ何も決められないというのでない限り、「自ら決定する」というのはむしろ悪くない考えのように思えないだろうか?

編集=木内涼子

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