各社の事業戦略から見て取れるように、今や競争は自動運転車の大量生産能力の確立をめぐるものとなっている。既に技術はあるため、議論されているのは価格、法的枠組みとビジネスモデル。実用化は2020年になるというのが大方の見方だ。まだ対処すべき細かな問題は数多くあり、実用化後も問題は発生するだろう。
それによって自動運転車に対する賛否の議論が活性化するだろうが、自動運転車は既に存在する、というのが純然たる事実だ。
そして競争が始まっており、各社とも戦略を練っている。大手企業の現実の戦略や差し迫った計画が明らかになっており、それは自動運転車がSFの世界のものから現実のものとなったことを示している。