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2016.06.22

規制強化の声が高まると「銃を買いに走る」、大手メーカーS&W社の株価が上昇

Photo by Kevork Djansezian/Getty Images


2017年度について、同社は第1四半期の1株当たり利益を49~53セント、売上高は1億9,000万~2億ドルと予想。通期では1株当たり利益を1.83~1.93ドル、売上高は7億4,000万~7億6,000万ドルと見込んでいる。

「強含みのバランスシートと買収に成功してきた実績をもって、当社は今後も射撃や狩り、アウトドアの愛好者たちのための製品を扱う市場で良いポジションを築いていきます」とデブニーは述べ、この展望はいかなる政治的見通しに絡めたものでもないとした。

だが市場のオブザーバーたちは、今後を予測する上で政治を考慮に入れており、全体として、銃器メーカーに流入する金は当分の間、枯渇することはないと予想している。ヒラリー・クリントンが大統領に選出された場合は特に、だ。

「ヒラリー・クリントンは銃規制を支持してきた。オバマ大統領のもと、そうした議論は銃器の売り上げ増加につながっており、その傾向が今後も続くと予想している」と、ポートフォリオ・マネージャーのデービッド・ジェームズは分析する。

決算発表を受けて、16日の通常の取引時間で1.26%上昇してひけたスミス&ウェッソンの株価は、取引時間外で7%以上の上昇を記録した。

編集=森 美歩

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