・野菜(特にアスパラガス、芽キャベツ、それにほうれん草やからし菜など緑の濃い葉物野菜)
・果物およびフルーツジュース(特にオレンジとオレンジジュース)
・ナッツ類、豆類(たとえばピーナッツやササゲ、インゲン豆)
・穀類(全粒の穀物、栄養分を強化したコールドシリアル、栄養添加小麦を使ったパンやベーグル、コーンミールやパスタ、米)
加えて、多くの食品メーカーがパンやシリアル、小麦粉やパスタ、米やその他の穀物製品に葉酸を添加している。葉酸のサプリメントも市販されている。1日にどれぐらいの葉酸を摂取すべきか知りたい人は、NIHのウェブサイトにアクセスすると推奨摂取量の表が掲載されている。
もちろん、母親の血中葉酸濃度と子どもの肥満の関係については、さらなる研究を行う必要がある。だが今回の研究結果は、肥満が単に自制の欠如によって引き起こされるのではないという、さらなる証拠になる。多くの人の代謝機能は、人生のきわめて早い段階で、母親の影響によって決まっているのかもしれない。
だから肥満の原因を単純化するのはやめよう。肥満の問題は、多くの人が思っているよりもずっと複雑なのだ。そして今回の葉酸に関する研究報告は、その複雑な問題にさらに意外な展開をもたらした。