企業がソーシャルメディアで犯しがちな「4大ミス」に学ぼう

John Lund / gettyimages


企業に合わないトレンドを追う

この1年で注目が高まっているのが、リアルタイム・マーケティング。企業が、いま世間で話題になっていることを投稿内容に反映させるもので、自社ブランドが話題になることを狙って、人気のイベントと関連づけた投稿を行う企業が増えている。

だが、もしもトレンドが企業に合ったものでなければ、それを自社製品と関連づけようとしてもほとんど効果はあがらない。そのトレンドが企業に合っているかどうかは、ターゲットとする人々がそのトレンドに関心を持っているかを考えて判断すべきだ。すべては現実の顧客を獲得するためだということを忘れずに。

喋りすぎる

平均的な企業のフィードは、面白そうなコンテンツへのリンクや企業についての最新情報に満ちている。だがソーシャルメディアでは、“喋る“よりも“聴く“べきだ。

ソーシャルメディアの目的は、現実の人脈を築くこと。それによって消費者の45%をつなぎとめることが期待できるのだから、この人脈は重要だ。自分たちのことを認識して貰い、相手のニーズを話して貰う唯一の方法は、相手が何か返答する形で投稿をする、つまり質問を投げかけることだ。

最後に――ソーシャルメディア戦略の無駄を削ぐには

ソーシャルメディアの戦略とアプローチを最初から成功させるのは不可能だ。正しいマーケティングができるようになるまでには時間がかかり、それまでに数々の問題やミスを経験することになるだろう。

だが顧客の声に耳を傾けてそこから学んでいけば、競合よりもずっと早く、ターゲットに辿りつき、彼らにメッセージを届けることができるだろう。


編集=森 美歩

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