今年20回を迎えたこの調査は、オートパシフィックが年に一度実施しているもの。2015年・2016年モデルの購入者6万5,000人を対象に、全273モデルについて行ったアンケート調査の結果をまとめた。
テスラ車のオーナーたちはほぼ全員が、自分の所有する車について「運転が楽しい、パワーがある、環境にやさしい、高級感、安全性、独自性、高価格」と評価している。また、これらの人たちは「最も環境にやさしい車」ではなく、「主張する車」、「最も加速の良い車」を求めていることも分かった。調査結果が示しているのは、テスラがブランドとしての位置付けに大きく成功しているということだ。ただし、今後モデルXやモデル3が調査対象に加われば、結果には変化が現れる可能性もある。
高級ブランド部門ではこのほか、キャデラック、レクサス、リンカーンの評価が高かった。一方、一般ブランド部門でトップの起亜自動車は、中型セダン「オプティマ」が好評だった。
中型セダンの中で最高の評価を得たキャデラックのラグジュアリーSUV「エスカレード」、2位のメルセデス「Sクラス」のおよそ3割の価格で購入できる手頃さに加えて、「安全性、運転の楽しさ、快適性」が消費者の心をとらえたとみられる。
全体としてのブランド評価ランキングは、以下のとおりだった。
1. テスラ
2. キャデラック
3. レクサス
4. リンカーン
5. 起亜自動車
6. インフィニティ
7. ボルボ
8. BMW
9. アキュラ
10. メルセデス・ベンツ