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2016.06.12 11:00

基本的な5つの健康習慣 なぜこんなに実践率が低いのか?


特に一部の地域で、主な5つの健康習慣を実践する人がこれほど少ないのは奇妙にも思える。今ではもう大部分の人が、健康のために何をすべきか・すべきではないかを知っているように思えるが、実はそうではないのかもしれない。あるいは、生活習慣を根本から変えるのは自力では難しく、もっと集団的な取り組みが必要なのかもしれない。

報告書は、実際に役に立つ可能性のあるいくつかの戦略を挙げており、それらは主に、研究結果をこれまでよりも大胆な方法で実践に移すやり方だ。

たとえば7時間睡眠を健康の基本理念として促進するには、学校の授業開始時間や企業の勤務開始時間を遅らせること。運動を奨励するには、屋外スペースをもっと運動しやすいように変えたり、学校で運動にあてる時間を増やしたり(最近は多くの地域でこれを減らす傾向にある)すること。学校給食の構成を変え、子どもたちに、自分だけではなく家族の健康にとってもいい栄養について教えることなどだ。

以前に比べれば、無料あるいは低コストで得られるリソースや支援は確実に増えているが、まだ多くの取り組みが必要だ。健康増進のための習慣を全て自力で実践することは、口で言うほど簡単なことではない。これまでよりも大規模な、革新的で枠にとらわれない戦略が、個人の努力をさらに後押ししてくれるのかもしれない。

編集=森 美歩

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