5. 一部店舗の閉鎖は正しい判断
2016年1月、ウォルマートは269店舗の閉鎖を発表した。このうち154店舗は国内で、その多くは近くに別店舗があった。海外の店舗は収益性の低いところが閉鎖された。店舗数拡大に待ったをかけることを「いとわない」この姿勢をジェフリーズは評価している。
6. コストはすぐに下落する
同社のコストは上昇しており、2016年は賃金への投資が15億ドル(約1,607億円)に達する見通しだ。だがダグ・マクミロンCEOの言うとおり「これらはウォルマートの将来にとって正しい投資だ」
7. ウォール街の悲観論の弱まり
2015年10月にウォルマートが支出計画を発表した時、アナリストたちはこぞって利益見通しを引き下げたが、今はそうした姿勢は見られない。
8. だが期待値はそこまで高くない
ジェフリーズによれば「業績改善が長期にわたって続くことへの期待値は、まだそこまで高くない」ため、株価に織り込まれていない。
9. 賃金引上げの恩恵
多くの州で最低賃金が引き上げられている。これがウォルマートでの消費額拡大につながるだろう。
10. 機関投資家による株価押し上げ
これまで機関投資家のウォルマート株保有率は(現時点で全体の約30%と)高くなかった。彼らが同社の業績改善を確信するようになれば、彼らが株を買うことで株価が押し上げられることになる可能性がある。