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ホテル:
極上の体験とサービスを提供することこそが一番のこだわりだが、ホテル自体も決しておざなりではない。8か月を費やした総改装ですべてがモダン・ポリネシアンスタイルに生まれ変わった。たとえば、大理石をあしらったロビーは木で覆われた開放的で風通しのいいオープンスペースとなり、その向こう側にそよぐヤシの木やビーチを見渡せる。

部屋までの迷路のような通路をたどっていくと、敷地内に造られた異国情緒あふれるガーデンに出会う。青々と茂った草木の中に設えられた池では鯉が泳ぎ、オウムがカゴの外に止まっている。シートに腰掛けて、この隠れスポットでゆっくりそれらの風景を楽しむこともできる。

217室のゲストルームのうち、天井から床まですべてリニューアルしたスイートは51室。ベージュと茶、白でコーディネートされた客室には、チーク材やゼブラウッド、ネパール職人が作った壁紙が使われ、マホガニーの床、織物製のソファやリネンのクッションが、洗練された島国調の雰囲気を醸し出している。

テクノロジー面も充実している。各部屋には75インチのプラズマテレビが設えられ、ルームサービスのオーダーから新聞の閲覧、日よけシェードやムードライトの調整などなんでもこなせるiPadも備えつけてある。ルームキーはリストバンド型のため、シュノーケリングやオフロードツアーの最中にうっかりなくしてしまう心配もない。

広々としたバスルームにはバスタブとは別に、ガラスで仕切られたシャワールームもある。アメニティは、すべてナチュラル素材を使った商品を生産しているラザー社と共同開発したAina(ハワイ語で“大地”の意)を使用。ラナイ島のアルベルタ・ファームでとれたククイ・ナッツを材料に使い、プルメリアの香りがする。アフター・サンクリームまで揃っているところも気が利いている。

レストラン:
まずはフォーシーズンズでは初となるNobu ラナイ。ここではノブ・マツヒサシェフによる人気のジャパニーズ・キュイジーヌを、レストラン自営のラナイ農園でとれた食材を使って提供する。Nobuでは寿司が人気だが、2つの鉄板焼きカウンターもある。パティオに席をとれば、プールや湾を見下ろす絶景を堪能できる。

その向かいにあるのがロマンチックな雰囲気のOne Forty 。140という数字は、この島の面積(140平方マイル)、そしてステーキを焼く温度を表したものだ。

天井は開閉式で、夜には星空の下で食事が楽しめる。メニューはハワイならではのシーフードとステーキが中心。ジューシーなビッグアイランド・ロブスターは、香ばしいガーリックとローストしたスウィートコーンの上に盛り付けられて供される。

新たに加わったのがプールサイドのMalibu Farm だ。カリフォルニア発のレストランの2店舗めで、オーガニック野菜を使ったサラダやサンドイッチなどが楽しめる。

しかし、隠れた名店は実はゴルフコース内にあるViews。ここではカジュアルな雰囲気の中、ローカル色豊かで新鮮なランチが堪能できる。たとえばBLTサンドは、大ぶりな海老にベーコン、レタス、トマト、キャラメリゼしたオニオン、クレール・アイオリソースがピタパンの中にぎっしり。アイスクリームサンドも人気だ。中でもジンジャーを練り込んだソフトクッキーでパイナップル・ココナツアイスをサンドした一品は虜になる。

とはいえ、この島をこれほど特別な存在にしているもの、それはやはり、穏やかで、果てしなく広がる断崖と大海の絶景だ。

編集=小川 由紀子

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