女性がバナナを食べる動画が問題化
一方、中国文化部は4月、犯罪やポルノ、暴力コンテンツが含まれているとして闘魚や龍珠(Longzhu TV)など19運営サイトの調査に乗り出した。女性がバナナを食べたり、ストッキングやガーターベルトを着用するなど、ポルノを連想させる動画も多く、識者らは運営業者にコンテンツを常時監視するよう要求している。ある関係者は「ストリーミングアプリにはグレーゾーンが多いが、残念なことに、ユーザーは怪しいコンテンツにお金を払う」と述べた。
もう一つの課題は良質のコンテンツが少ないことだ。参入障壁は低く、美しい女性が視聴者にバーチャルギフトを売るビジネスモデルが氾濫している。しかし、そのような手法で黒字化するのは難しく、投資家が投資対象を選別するにつれ、今後半年で業者の大半が淘汰されるとの指摘もある。
とはいえ、投資家はマーケットの長期的な成長に自信を持っている。美人とのチャットだけでなく、将来的には金融やエンターテイメントなど、より専門性の高いコンテンツの登場も期待される。マーケットが成長するに従いコンテンツ制作への投資機会も拡大するだろう。