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I write about science, technology and the cultural ripples of both.

John Moore / gettyimages

この数年、処方薬であるオピオイド鎮痛薬の中毒が爆発的に増えているが、新たに発表された研究報告がその理由を解明する助けになるかもしれない。

米コロラド大学ボルダー校の研究で、オピオイドの使用がラットの慢性的な痛みを増すという結果が示されたのだ。同じことが人間にも当てはまるなら、オピオイドにはひどい中毒性があるだけでなく、それが治療するはずの症状を悪化させることにもなる。

研究では、わずか5日間のモルヒネ治療で、ラットの脊髄の免責細胞から疼痛シグナルの放出が誘発され、その後数か月間続く慢性的な痛みが引き起こされた。

「短期間オピオイドにさらされただけで、痛みに長期的な悪影響が及ぶ可能性があることが初めて示された」と、同大学の心理・神経科学学部のピーター・グレース准研究教授は言う。「治療が問題の原因になっていることが判明した」

グリア細胞として知られる脊髄の免疫細胞は、通常は感染症を引き起こす微生物を撃退する役割を果たしている。体が痛みを感じている時、シグナルが発信されてグリア細胞は厳戒態勢に入る。

今回の実験では、ラットに5日間のモルヒネ治療を施したところ、オピオイドがグリア細胞に繰り返しシグナルを送り、「グリアのカスケード反応」を引き起こしたようだ。このカスケード反応によって、インターロイキン-1β(IL-1b)と呼ばれるたんぱく質からの細胞シグナルが生成され、それが脊髄と脳の神経細胞を活性化させ、その結果として数か月続く慢性的な痛みが増すのだ。

「この結果は、モルヒネやオキシコドン、メサドンのようなオピオイド鎮痛薬を使っている人に大きな意味を持つ。オピオイド鎮痛薬を使うという短期的な決断が、痛みをさらに悪化・長期化させるという悲惨な結果を招きかねないことが示されたからだ」と、同大学のリンダ・ワトキンス教授は言う。「これまで認識されていなかった、オピオイドのきわめて厄介な一面だ」

編集=森 美歩

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