回答者のうち、性別を男性とも女性ともしなかった回答者は557人と、全体のおよそ0.1%だった。これらの回答者のうち、エンゲージメントを感じていると回答したのはわずか41%。またこのカテゴリーは、エンゲージメントを感じない(17%)人や反発を抱いている(12.2%)人の割合が最も高かった。
また25歳未満の従業員のエンゲージメント率は70.7%。26~35歳のミレニアル世代になるとこれが67.3%に下がった。それ以降の年齢グループでは、年齢が上がるにつれこの割合が着実に上昇し、66歳以上の従業員が最高で77.3%だった。
ハリスはこの結果について、いかなる特別な傾向も示すものではないと言う。実際、これらのパーセンテージはもう何年も、ほとんど変化がない。「役職レベルで区切って見ると、組織の上の方にいる人ほどエンゲージメント率が高い」と彼は言う。「役職レベルを予測する上で、ある程度の参考になるのが年齢だ」
しかし、年齢を基にしたこんな見方もある。「25歳から35歳までの年齢グループは、20年前や40年前に働き始めた人々と本質的には変わらない」とハリスは言う。「だが彼らは今後の全てのキャリアを見据えており、55歳から65歳の従業員に比べるとより批判的な姿勢である可能性がある。考えが成熟し、職場環境の些細な問題はさほど気にならない高齢の人間に比べて、彼らの方が賭かっているものが大きいからだ」