職人なみの溶接技術で創造力をサポート / A.ZAHNER CO.(メイン写真)
1897年創業の米金属加工会社「A・ザナー」は、世界中の建築家に金属細工を提供している。その製品は、ニューヨークのグッゲンハイム美術館などで使われている。
当初はロボットを使うことに消極的だった従業員たちも、より大きなプロジェクトに創造力を注入したいと考え、2007年に導入を決意。「単純労働をより早くこなすことができれば、芸術的な面に力を入れることができる」とビル・ザナーCEOもその効果を認めている。
危険な重労働から従業員を解放! / GENERAL MOTORS
1908年創業の米自動車会社「ゼネラル・モーターズ」のある工場では、「ベルトコンベヤーからタイヤを降ろしては、別の運搬機に載せる」という作業が行われていた。そこで、2015年1月にロボットを導入。タイヤの運搬を任せることに。
課題は、従業員が半径60cm足らずの場所にいるなか、いかに安全に作業を行うか。そこで、リハーサルも実施するなど、念入りに作業工程を確認。いまでは、ロボットもチームの一員として認められているという。