I write about science, technology and the cultural ripples of both.


この研究の最大の障害は、高さを自由に変えられるデスクを使ったグループが比較的新しい従業員(仕事に就いて1~3か月)で、座りっぱなしのグループは1年以上前からコールセンターで働いていたことだ。つまり、新しいスタッフ(少なくとも1か月は座りっぱなしの研修を経験済)は一日中座っているのに慣れていないから、立って働く形と組み合わせる効果がより出やすいとも言うことができる。もっと経験の長い従業員を使って同じ実験を行ってみる価値はあるだろう。

少なくとも同研究は、立ったり座ったりとデスクでの仕事環境を最大限に生かすためには柔軟性が必要で、慣れるのにも時間がかかることを示唆している。すぐにより健康でより生産的な仕事人生に切り替えられると思ってスタンディングデスクを購入し、思うように結果が出ないからとやめてしまう人も多いと思う。

しかし、人生の多くの側面と同じように、これについてもまた劇的な変化は期待してはならない。成功は時間をかけた小さな調整の積み重ねによってもたらされる。

研究報告はIIE Transactions on Occupational Ergonomics and Human Factors誌に掲載された。

編集=森 美歩

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