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産業イノベーションと世界の自動車産業に関する執筆を担当。

Mark Wilson/Getty Images

乗車中の人に危険を及ぼす可能性があるタカタ製のエアバッグを搭載した1,200万台のリコールが発表されたのに続き、米自動車業界では今週間内にも、別のメーカーによる新たな回収計画が明らかにされる見通しだ。

メーカー8社が5月27日までに表明したリコールは、まだ第一段階にすぎない。米自動車業界史上、最大規模かつ最も複雑なリコール計画は、さらに深刻さの度合いを増している。米国でタカタ製のエアバッグを採用していた自動車メーカーは、合わせて17社に上る。

米運輸省道路交通安全局(c)は5月4日、タカタ製エアバッグを搭載した車のうち、リコールの対象とするモデルを大幅に拡大。それまでに指定していたエアバッグ2,900万個に加え、新たに4,000万個を対象とした。これらのエアバッグのインフレ―ターは、湿度の吸収を防ぐ化学添加物を使用しないままガス発生剤として硝酸アンモニウムを採用していた。そのためインフレ―ターが異常破裂し、内部の金属片が飛散する恐れがあるのだ。これまでに、少なくとも13人の死亡と、100人以上の負傷が報告されている。

NHTSAは、一連のリコールを段階的に実施する計画だ。最優先で修理を行うのは、対象となる車種のうち高温多湿の地域で使用されている古い年式のモデル。これまでの調査の結果、これらのモデルに搭載されたエアバッグに異常破裂が目立つことが確認されているためだ。

メーカー各社と当局は現在、優先する車の車両登録番号の割り出しを急いでいるが、修理が必要な車・トラックの正確な台数は、まだ明らかにされていない。今回リコールされるエアバッグは大半が助手席側に設置されていることから、運転席側のエアバッグの修理のため、すでに回収済みの可能性もある。

自動車価格情報サイト、ケリー・ブルー・ブック(KBB)のジャック・ネラド編集長はこのリコールについて、「気が遠くなるような話だ」と発言。「最も恐ろしいのは、対象車種の所有者の多くがリコールの必要性に気付かず、修理をしないまま使用し続けて、死亡事故につながることだ」と指摘している。

車両がリコール対象かどうかは、NHTSA のウェブサイト、「SaferCar.gov.」で確認が可能だ。

編集 = 木内涼子

 

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