豊田市・自動車業界の若手がつくる「空飛ぶ自動車」

CARTIVATORは、有人で空を飛ぶ自動車「SkyDrive」の開発を進めている。

起業家から、NPO、大学、老舗企業まで、住民総出の街づくり。あなたの街でも、すぐに真似できるモデルがあるかもしれない。全国23拠点を持つトーマツベンチャーサポートからの協力を得て編集部で厳選した、今、最もおもしろい地方のアイデア集。

自動車業界の若手が業務外でつくる「空飛ぶ自動車」

2020年の東京五輪で、国産の「空飛ぶクルマ」が聖火台に火を灯す、かもしれない。

CARTIVATORは、自動車業界の若手エンジニアを中心とした有志団体。社外活動として、有人で空を飛ぶ自動車「SkyDrive」の開発を進めている。

同様の開発は欧米でも行われているが、CARTIVATORが目指すのは「垂直離着陸のできる世界最小サイズの空飛ぶクルマ」。「1人乗り」「公道から離陸可能」「直感操作」が特長だ。

昨年はクラウドファンディングで資金を得、5分の1スケールの実機の飛行にも成功。ドローン研究者など、夢に共感した全国各地の協力者とともに、20年デビュー、27年の量産体制を目指す。



CARTIVATOR
@愛知県豊田市
コアメンバーは代表・中村翼を中心に20人。SkyDriveは車体の四方に取り付けたプロペラで浮き上がる。クワッドコプターと3輪自動車を組み合わせた、ドローンの進化系とも言える構造だ。

フォーブス ジャパン編集部 = 文

この記事は 「Forbes JAPAN No.22 2016年5月号(2016/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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