「好奇心」がリーダーシップにもたらす4つの効果

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成長を促す

スタンフォード大学の教授で「『やればできる!』の研究/能力を開花させるマインドセットの力」の著者であるキャロル・ドゥエックは、優れた成果をあげる人とそうではない人の違いは、マインドセットが「硬直型」か「しなやか型」かにあると発見。硬直マインドセットの人は、人の能力は生まれつき決まっていると考え、しなやかマインドセットの人は、能力は努力次第で伸びると考える。

ここで成長を促すのが好奇心だ。硬直マインドセットの人は、答えが見つからないとすぐに諦めるが、しなやかマインドセットの人は答えが見つかるまで、問いかけを続けて答えを探し続けるからだ。

適応能力をはぐくむ

人にものを尋ねることは、新たな可能性を探求し、当たり前になっていた偏見や思い込みを掘り起こして“新しい角度”から見るための対話を促す。好奇心がなければ、新たに適応する「対象」がない。

好奇心は力強いリーダーシップを実現するのに役立つ。「○○をより良く実践するにはどうしたらいいか」という問いかけは、その前に「私たちはそもそも、なぜ○○をするのか」という問いかけがなければ役に立たない。

結果を重視することは大切だ。だが“正しい”問いかけをすることは、あなたを確実に正しい道に進ませてくれる。

編集=森 美歩

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