Forbes BrandVoice!! とは BrandVoiceは、企業や団体のコンテンツマーケティングを行うForbes JAPANの企画広告です。

2016.06.01

コニャックの王「ルイ13世」が100年後に公開されるオリジナル映画を発表

ルイ13世グローバル エグゼクティブ ディレクターのルドヴィック・ドゥ・プレスィス(photograph by Tadahiro Miki)

「ルイ13世」の1本のデキャンタが完成に至るまでには一世紀の時を要する。その壮大な時間と類いまれなるクラフツマンシップの継承にインスパイアされた俳優、ジョン・マルコヴィッチが主演・脚本を務めた革新的なプロジェクト。その全貌を、ルイ13世グローバル エグゼクティブ ディレクターのルドヴィック・ドゥ・プレスィス氏に聞いた。

「この1本のクリスタル・デキャンタが出来上がるまでに、4世代のセラーマスターの働きが必要なのです。信じられますか?」

100年後の2115年11月18日に公開される映画『100 YEARS: THE MOVIE YOU WILL NEVER SEE(見ることのない映画)』の発表のために来日した「ルイ13世」グローバル エグゼクティブ ディレクター、ルドヴィック・ドゥ・プレスィス氏は語る。

「ルイ13世」といえば完成に100年を要し、1,200種類のオー・ド・ヴィーをブレンドする究極のコニャック。自らがつくり上げた「ルイ13世」を味わうことのないセラーマスターと同じく、彼もまた完成品を見ることのない映画をプロデュースした。

「情熱の継承、100年後も受け継がれるフィロソフィー。そのストーリーを伝えるためにこの映画は生まれたのです。映画は人に夢を見させることのできるプラットフォーム。国や性別、年齢を問わない理想のかたちだと思います。そしてその発想に共鳴してくれたのがジョン・マルコヴィッチという才能豊かでお酒をこよなく愛する快楽主義者。自らシナリオまで手がけると、買って出てくれました」

映画に描かれているのは3つの未来。化学戦争によって荒廃し自然に支配された世界と、テクノロジーに支配された暗黒の世界、そして人型ロボット(ヒューマノイド)に支配されて人類が逃げ惑う世界。

jm
監督はロバート・ロドリゲス、鬼才ジョン・マルコヴィッチが主演。予告編最後の一言は「私はジョンです」。その意味は?
予告編は公式サイト(www.louisxiii-cognac.com)で観られる。


「望むなら自然の恵みのブドウから生まれるルイ13世は、第一の未来を選びたい(笑)。大切なのは長期的な視野をもってビジネスを手がけることです。私がこの仕事に就くきっかけとなったのは、そうした100年後を意識したスピリットが存在したから。140 年前からルイ13世は伝統を守り、分かち合い、同じ仕事をし続けている。これは素晴らしいことです。伝統を大切にする日本の方ならわかってもらえるのではないでしょうか」

いったいどれだけのブランドが、100年後という究極のロングタームを考えながらビジネスをしているだろうか? 近年はSNS 発達の影響で、すぐに見返りがあることばかりが強調されるが、未来を見据えない近視眼のビジネスはおそらく短命なものになるはずだ。

「だからその傾向に対してルイ13世は挑発します。いま生きている人間が誰も見返りを得られない特殊な映画をつくることによって。公開の日まで、かけがえのない時間をたっぷりと使って。なぜならそれこそが最高のラグジュアリーだと思うからなのです」

映画を観ることができるのは受け取った金属製のチケットを継承した子孫たち。世界中のインフルエンサー1,000人に配られるチケットは現在約600枚を配り終えたという。

「願わくは上映が終わったら、映画『華麗なるギャツビー』のようなクレイジーなパーティーを開いてほしいですね」

2015年11月18日、ロサンゼルスのプレミア会場にて、著名人の悲鳴にも似た嘆きとともに、この映画を収めた35mmフィルムは、防弾ガラスの向こうへと封印された。暗証番号も鍵も使うことができず、ただ時間だけが開錠への手段となるFichet-Bauche 社製の厳重な金庫の向こうへ─。

「“100万ドル出すから映画を観せてくれ”という電話がかかってきました。でもこの作品は“NOT COMING SOON”、誰にも観せるわけにはいかない、守るべきものなのです」

ルドヴィック・ドゥ・プレスィス◎パリ・ドフィーヌ大学でマーケティングを学んだ後、フランスの高級ワインの広報担当としてキャリアをスタート。ワインおよび蒸留酒への深い理解を生かし、ブランドの価値を高めることに情熱を注ぐ。シガーのマーケティングマネージャー、ドン ペリニヨンのブランドマネジャーを経て、2014年より現職。

100 YEARSの完成を祝して
100
財界人から文化人まで多数のゲストが集まった東京・虎ノ門のアンダーズ東京の会場。金庫にはカウントダウンし続けるタイマーと防弾ガラスに収められたフィルムが

一世紀が詰まった究極のコニャック
c
コニャック生産地区の中で最も高級なブドウを生み出す希少な地区、グランド・シャンパーニュ。その中でも特に素晴らしい畑のブドウを厳選し、100年にも及ぶ長い熟成を経た1,200種類ものオー・ド・ヴィーをブレンドした究極のコニャック。1874年に誕生以来、最高級のシンボルとして人々を魅了し続け、豪華客船から超音速旅客機まで、さまざまな歴史を彩ってきた。「ルイ13世」を提供することは最高のおもてなしであり、時間を味わうという最高の贅沢なのである。希望小売価格¥280,000(税別)

【お問い合わせ先】
RÉMY COINTREAU JAPAN 03-6441-3025

清水りょういち=文 三木匡宏=写真 高城昭夫=編集

この記事は 「Forbes JAPAN No.24 2016年7月号(2016/05/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

タグ:

ForbesBrandVoice