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アドテク、企業、ベンチャーキャピタルやニューヨークのベンチャー企業について執筆するスタッフライター

Yagi Studio / gettyimages

Slackの親友とも呼べるツールFrontが、Eメールを死に追いやるミッションに参加した。

毎日300万人が使うSlackは小規模なスタートアップからNASA等の政府機関でも利用されている。しかし、企業価値38億ドル(約4200億円)のSlackをもってしても、まだメールをオフィスから追放するまでには至っていない。Slackは社内コミュニケーションを劇的に変革したが、顧客サポートや営業の現場ではまだメールが主要な連絡手段だ。

この問題の解決に加わったのが、Slackを創業当時から支えたソーシャルキャピタルが資金を注ぐ企業、Frontだ。同社は5月26日、SlackのCEO、スチュワート・バターフィールドとソーシャルキャピタルから、1000万ドル(約11億円)のシリーズA資金調達を行ったことをアナウンスした。

「メールは現代のオフィスで最も主要なコミュニケーション手段です。しかし、メールの利用には多くの改善すべき点があります」とFrontのCEO、マティールド・コリンは述べた。

ルイ・ヴィトンでも採用の業務メール管理ツール

Frontは2013年にフランスで創業。当時、コリンの頭の中には長期的にはメールは衰退し、Slackのようなツールに取って代わるというアイデアがあった。Frontはこの変化に対応するため、まず企業内の共有メールボックスに手をつけることにした。

企業の多くはプレス窓口や、顧客サービス、雑多な問い合わせ向けに個別のメールアドレスを持っている。Frontはメールボックス内のやりとりを分析し、外部のソフトウェアと統合管理できるツールを開発。セールスフォースの製品やプロジェクト管理ツールのJiraやTrelloとの連携を可能にした。

2014年にYコンビネータに参加したFrontはその後、ゆっくりと前進を遂げた。「周囲からの期待値は非常に高いものでしたが、Gmail やOutlookを駆逐する製品を生み出すことは容易ではありませんでした」

しかしその2年後、Frontは1000以上の有料顧客を持つ規模に成長した。フランスの LVMHグループや米国のハブスポット等の企業で利用され、ユーザーらは平均で毎日約3.6時間、このソリューションを使っている。

編集=上田裕資

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