政治家の服装とイメージ戦略、有効性は? 意外に厳しい市民の目

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保守的

保守的な服装や、自分に似合った服を選ぶ人は、政治に向いていると考えられる。形式張らない市民との対話集会や小規模の会合、予定外のインタビューなど、どのような状況にも対応ができる人だろう。

世界中で起こる出来事は各国に、自国の国民と領土を守るための新たな政策を必要とさせる。政治家にとって、適応能力は重要な資質だ。

着せられている不自然さ

政治家が着慣れない服を身に付けて落ち着かない様子であることは、身振りや表情から簡単に見抜くことができる。政治家自身の考えであれ、票を獲得するための言葉であれ、聴衆の気を引くために言わされている言葉は、我々に不快感を持たせる。

誰かに指示されて着ている服は、その人を候補らしく見せる一方で、職責を担う能力に疑いを持たせる。ある仕事のために自分を売り込もうというときに、こうした服装の選び方は得策ではない。政治においては特にそうだ。スーツやドレスよりジョギングウェアの方が自分らしくいられるというのであれば、その人はそもそも、政治家には不向きだということだ。

服装がみせる「人物」

市民は政治家が話す言葉を聞くのと同様に、彼らの服装もしっかり見ている。だが、それに気付いていない政治家は多い。重要なのは、その人全体から受ける印象なのだ。

どんなときでも、政治家は自らがその仕事にふさわしい人物であると自分を売り込んでいるに等しい。それにふさわしい服を選ばなくてはいけない。

編集 = 木内涼子

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