九州大学発 独自のDNA、RNA操作技術

九州大学アグリ・バイオ研究施設内にある研究所「エディットフォース」では、DNAおよびRNA編集のための技術の開発に注力している。

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独自のDNA、RNA操作技術を提供

生物研究で「最上位にある基幹技術」とされるゲノム編集。DNAやRNAの塩基配列を特異的に改変することで、再生医療や遺伝子治療での利用のほか、植物育種のための農業分野での応用、医薬品、バイオエタノール開発など、様々なジャンルへの応用が期待される。

九州大学農学研究院准教授の中村崇裕は、植物に多く含まれるたんぱく質遺伝子PPRを基にした工学技術を発見。ゲノム編集の事業化に成功した。

エディットフォース@福岡県福岡市
2015年に設立された九州大学アグリ・バイオ研究施設内にある研究所。ここでは生物研究と産業の革新に貢献するため、DNAおよびRNA編集のための先進的な技術の開発に注力している。
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フォーブス ジャパン編集部 = 文

この記事は 「Forbes JAPAN No.21 2016年4月号(2016/02/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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