同ソサエティーは、2016年から2020年にかけて、米商業不動産や住宅用不動産に流れ込む中国からの直接投資は総額で2,180億ドルにのぼる可能性があると推定。それ以降は、中国国外に資産を持ち出したがる投資家の増加とともに、さらに加速するとみられている。
不動産の購入を行っているのは、担保として物理的資産を保有しておきたい保険会社だ。今回の調査によれば中国の保険業界の総資産は約1.6兆ドル相当で、彼らによる海外不動産への投資は今後まだまだ拡大の余地がある。
中国人による米国への投資は2016年、横ばいになると予想されているが、米国内での中国人による不動産投資というトレンドは、今後5年は続くだろうというのが専門家たちに共通の見解だ。
中国人が資金提供を行い、現在建設中またはその準備中のプロジェクトは2015年、総額150億ドルにのぼる。ロサンゼルスやサンフランシスコの大規模プロジェクトから全米各地の小さな案件まで、誰かがそれを建てなければならないのだ。