イヴァンカは先日、今年で4回目を迎えたフォーブス女性サミットで、「不動産に関わりたいとは早くから思っていましたが、他の選択肢について知ったのは後のことでした」と語った。
アパレルブランドで年商270億円
不動産業とは別に、彼女はアパレル企業の経営者でもある。「イヴァンカ・トランプ」ブランドでは洋服や靴、アクセサリー、フレグランスを手掛け、ノードストロームやメイシーズなどで販売している。ブログ上では「誰も教えてくれない生産性を上げる秘密」や「仕事に着ていく春のパンツスタイル」といった記事も執筆する。同ブランドは2013年に2億5,000万ドル(約273億円)の売上を計上した。
先日CBSの番組に出演したイヴァンカは、家族の間で意見が分かれた場合はどうなるのかと聞かれ、「必ず私が勝ちますから」と冗談を言って観覧者を笑わせた。
「ファミリー・ビジネスというものは、大成功するか大失敗するかの2つに1つしかありません」と、買収とデザインを専門にしてきたイヴァンカは言う。「家族で協力した方が良い結果を生めるので、お互いを尊重する努力をしています」
番組では選挙活動やファミリー・ビジネスにおける役割を中心に話したが、社会や職場での女性の地位についても触れた。
「私が(女だからといって)、考えが足りないと思われているとしたら、それはありがたいことです。私は彼らの意表を突いてやりますから」
イヴァンカは3人の子供を育てながら複数の仕事をこなしている。「女性が働くのが当たり前の現代においても、女性に関するばかばかしい表現があります。例えば“ワーキング・ウーマン”という言葉。誰も“ワーキング・マン”なんて言い方はしませんよね。でも、女性にだけ何故かこの表現が存在する」
5月上旬、Foxニュースの番組に出演したトランプの関係者は、父親が大統領に選出された場合、イヴァンカがトランプ・オーガナイゼーションの経営を受け継ぐと語った。イヴァンカは、その話題について尋ねられると、「今は家族で巨大なビジネスを経営することしか考えていません」と答えた。