文化を広めてタイに抹茶ブーム創出
バンコクは今、空前の抹茶ブームだ。流行の震源地となったのがバンコク最大級のショッピングモール「セントラルワールド」内にある抹茶カフェ「CHAHO」だ。客の前で抹茶を点てて飲ませるサービスが大人気で、毎日多くのタイ人が抹茶目当てに来店する。
しかし2007 年の開店当初は、砂糖入りのお茶が主流のタイでは苦い抹茶はなかなか受け入れられなかった。それを現在のようなブームにまで育てたのが、「中村茶輔」の4代目・中村寿男だ。
中村は何度もタイに足を運び、抹茶教室を開いては茶に関するウンチクをしゃべり続けた。09 年にタイ王室に抹茶のお点前を披露したことがブームのきっかけに。現在、CHAHOはタイ国内で20 店舗まで増えている。
中村茶輔@島根県松江市
バンコクの「CHAHO」の店頭で中村寿男社長。開店当初は甘い物好きなタイ人に合わせ抹茶オレからスタートし、抹茶の魅力をアピールすることで本格抹茶のブームを引き起こした。
![photo](https://images.forbesjapan.com/media/article/12180/images/editor/9368a317177d1a4141df7ab1050fe858.jpg?h=500)
![local idea](https://images.forbesjapan.com/media/article/12180/images/editor/8a3ce9a988009307354ed31c2756c891.jpg?w=728)