さまざまな要素を取り入れた「性の均等化計画」
2016年の春夏コレクションは、「ポスト・モデスト」「ポスト・インダストリアル」「ポスト・ポップアート」からの新しい発想。贅沢と控えめの境界線を男女のモデルを起用することによって、より人間らしく表現している。
メインとなるアイテムは、オーバーサイズのTシャツやジャージー、そしてウサギやロケットをプリントしたニット。大きめのフォルムで構成するユニフォーム的ないでたちには、「Tela Divisa」と呼ばれる日本製の素材も使われている。ナイロンやパイソンレザーを交錯させたレディスウェアと、軽量で先のとがったシェイプのレザーシューズからは、80年代のパンクムーブメントの影響も感じさせる。
男女ともに、大きなベルトループやパッチポケット、チェーンファスナーなどのディテールを用いたインダストリアルな雰囲気が特徴。