テクノロジー

2016.05.16 17:00

フェイスブックが「銃器販売をやめられない」5つの理由 

mikeledray/shutterstock


理由5:チャック・ロッシの存在
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チャック・ロッシは8年前にフェイスブックに入社し、現在は同社でエンジニアリング部門のディレクターを務めている。ロッシは社内で自らを「銃野郎」と呼び、射撃場インストラクターの資格を持つなど射撃の上級者だ。彼は「サニーベール・ロッド・アンド・ガン・クラブ」というシリコンバレーの射撃クラブの会員でもある。その彼が、フェイスブックに禁止された銃愛好家グループのページを新規約に適合させて復活させているとして大きな問題となっている。

ロッシはフェイスブック上の「Admin Contact」という秘密グループのリーダーを務めている。このグループのメンバーは、全米の銃愛好家ページの運営者たちだ。ロッシが手助けをして復活したページの中には、依然として銃器売買を行なったり、グループの公開設定を「秘密」に変更して違反行為を続けているケースがある。

フォーブスがロッシの行為をフェイスブックに報告したが、回答を得ることはできなかった。銃による暴力防止を訴える人々は、ツイッターやフェイスブック上でロッシは解雇されるべきだと主張しているが、銃愛好家らは彼のことを「フェイスブック上の愛国者」と称賛している。
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ロッシは、フェイスブックが禁止対象としている銃器パーツの内容が曖昧であったり(フェイスブックの規約には銃器パーツは含まれていない)、銃器の売買は行わずにディスカッションが目的のグループも批判の矢面に立たされているとして、同社の新ルールを公の場で批判してきた。ロッシに現在も規約の変更に関与しているかと尋ねると、「それは担当部署に任せて、私は自分の仕事に専念するよ」という答えが返ってきた。

編集=上田裕資

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