シンクレアがくぎを刺すように、年収10万ドル以上の仕事を得られるかどうかに、企業の名前の大きさは関係ないのかもしれない。だが都市の大きさは関係がある。そうした仕事を得られる可能性が最も高いのは大都市で、現在、年収10万ドル以上の仕事の求人が最も多いのはニューヨーク(5,563件)とサンフランシスコ(2,725件)だ。シアトル、シカゴ、首都ワシントン、ボストンやアトランタも1,000件以上の募集がある。
「これらの都市では年収10万ドル以上の仕事の求人が最も多く、チャンスも多い」とシンクレアは言う。「だが覚えておくべきなのは、こうした都市の多くは同時に、国内でも生活費水準が最も高い部類に入る。だから実入りはそこまで多くならないかもしれない」