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Photo by Chris McGrath/Getty Images for Rakuten

イギリスのオンライン国際送金サービス「アジモ(Azimo)」が、楽天がリードした投資ラウンドで、新たに1,500万ドル(約16億円)の資金を調達したと発表した。

アジモはこの資金を使ってヨーロッパのマーケットにおけるプレゼンスを確立し、将来性のあるアジア各国への進出を進めるという。

楽天は2015年11月に1億ドル(約109億円)のフィンテックファンドを正式に設立しており、今回が同ファンドから初めての投資となる。

市場規模47兆円の送金サービス

アジモの最も重要なサービスの1つが、モバイルアプリを使って海外で働く人々が母国へ送金できるオンライン送金サービスだ。

オンライン送金サービスには多くのスタートアップが参入し、ベンチャーキャピタルからの投資も流れ込んでいる。革新的な技術と携帯電話を駆使して銀行や従来の送金事業者よりも格安な手数料を実現しているサービスも多い。アジモによると、従来の送金サービスでは5~8%ほどの手数料がかかるが、新規参入企業の手数料はおよそ2%だ。

企業情報データベースCB Insightsによると、送金サービスの2015年の市場規模は4,360億ドル(約47兆円)だった。

送金が盛んな国が集中しているアジアでは、年間2,500億ドル(約27兆円)以上が送金されているが、そのおよそ75%が銀行や従来の送金事業者を介して行われている。

楽天のフィンテック投資は送金に集中

楽天はフィンテックファンドで「適切な戦略を立て魅力的な投資対効果でビジネスを展開する可能性がある、初期段階から中期段階のスタートアップ」に対して投資するという。フィンテックは同社がeコマースとデジタルコンテンツとともに注力しているエリアだ。

楽天はこれまでもフィンテックに投資しているが、そのすべてが決済サービスに関連している。

およそ1年前に投資したWePayは、オンラインのプラットフォームやマーケットプレイス向けの決済サービスを提供している企業だ。2015年3月には、前年に投資したBitnetの決済サービスを利用し、アメリカのRakuten.comでビットコインでの支払いが可能になったと発表した。

さらに同年6月には、企業に対し送金サービスを提供するCurrency Cloudに出資した。

楽天が決済サービスに特化して投資しているのは、決済サービスには既存のサービスとのシナジーがあるからかもしれない。楽天はクレジットカードも発行しており、独自の仮想通貨の楽天ポイントやオンラインバンキングも手掛けている。

編集=上田裕資

 

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