ハードウェア及び半導体メーカーについて執筆


真空チューブ内のカプセルが、人々を音速に近い速度で移動させる――マスクはこの仕組を“第5世代の移動”と呼んだ。つまり、ボートや列車、自動車、そして航空機に次ぐ移動手段という意味だ。そして、マスクは「この移動手段は航空機と同程度の速度で、どんな列車よりも安価で、二酸化炭素汚染を全く起こさないものになる」と述べた。

社員150名が取り組む「第5の移動手段」

しかし、マスク自身はテスラやスペースXの取り組みで忙しく、このアイデアを“オープンソース化”することにした。その後、ウーバーの初期の出資者として知られるPishevarが真っ先に参加を表明。BamBroganがその直後に加わった。彼はスペースXプロジェクトにおいて、ファルコン1ロケットの第2エンジンのデザインを終えたばかりだった。その後、ハイパーループ・ワンは従業員150名の規模に成長を遂げている。

ハイパーループの実現を目指す企業はハイパーループ・ワン社のみではない。競合には同じくLAが本拠のハイパーループ・トランスポーテーション・テクノロジーズ(HTT)がある。HTTにはボランティアスタッフ200名が参加し、ビジネス面の整備や走行ルートの設定、デザインやエンジニアリング等、様々な領域のプロジェクトにあたっている。

5月9日、HTTは同社のテクノロジーが、従来の高速列車輸送を上回る、安全性と低コスト性を備えたものであると宣言した。HTTが採用する“受動磁気浮上システム”はローレンス・リバモア国立研究所のリチャード・ポスト博士により開発され、走行軌道沿いの電源設備を必要としない事を特徴としている。

編集=上田裕資

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