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Under30フランチャイズ、テクノロジー、企業家を担当。

(Photo by Rachel Murray/Getty Images for Casper Sleep Inc.)

マットレス業界と聞くと退屈なイメージを持つかもしれないが、市場規模140億ドル(約1.5兆円)の巨大産業だ。そこに目を付けたCasperの創業メンバーらは、ハイテクでスタイリッシュなマットレスをB2Cで販売し、業界にイノベーションを起こそうとしている。

彼らのビジネスは大きな可能性を秘めているが、克服しなければならない障害も少なくない。まず、マットレスは大きくて重い上に、シーツに隠れて日常生活で消費者の目に触れる機会は少ない。また、買い替え頻度が低く、消費者は平均で7年に1回しか新しいマットレスを購入しない。それでもCasperは創業から2年で7,000万ドルもの資金を調達し、初年度の売上高は1億ドル(約110億円)を突破した。

現在はシーツや枕なども開発しており、寝具ブランドからライフスタイルブランドへ進化しようとしている。フォーブスがテルアビブで開催した「アンダー30サミット」で、投資家のロン・ロウフがCasperの創業メンバーであるニール・パーリック、ルーク・シャーウィン、ゲイブ・フレイトマンにインタビューした。

ロン・ロウフ(以下:ロウフ):Casperが目指しているものは何ですか。

ルーク・シャーウィン(以下:シャーウィン):我々は、ナイキがスポーツの分野で成し遂げたことを睡眠の分野で実現したいと思っています。睡眠をライフスタイルとして捉え、睡眠環境を人々の生活においてより重要なものに変えていきたいのです。サンフランシスコにある我々の開発拠点には優秀なメンバーが多く在籍し、これまでに多額の研究開発費を投じてきました。今後数年で人々の人生を変えるような製品を開発し、ベッドルームのあり方を大きく変えていきたいと考えています。

ロウフ:どのようにそれを実現していくか教えてください。

ゲイブ・フレイトマン(以下:フレイトマン):ユーザーとのあらゆるタッチポイントを改善していきたいと考えています。タッチポイントとは、シーツや枕などといった製品に止まらず、返品ポリシーや配送時の梱包など、全てのユーザー体験を含みます。一つ一つは小さな取組みかもしれませんが、総合的にはとても大きな変化をもたらすと確信しています。

ロウフ:最初にマットレス会社を立ち上げたとき、家族の反応はどうでしたか。

ニール・パーリック(以下:パーリック):母親は私に大学の医学部に戻ってほしかったようで、「マットレスのセールスマンにするために育てたわけではない」と言われました。周囲の人々も、我々が古臭くて退屈なマットレス会社を立ち上げたのだと思っていたようです。

ロウフ:事業が急速に拡大する中で、ミッションを追求し続けるためにどのようなことを心掛けていますか。

シャーウィン:ユーザーとの一つ一つのトランザクションにおいて最高のサービスを提供することを心掛けています。これは料理に似ていると思います。たまに料理をするのであれば、素晴らしい食事を作るのはそう難しいことではありません。しかし、ミシュランで星を獲得するようなレストランは、毎晩全てのお客様に素晴らしい料理を振舞っています。事業規模が大きくなり、社員数が増える中でこうした考え方を社内に徹底させるためには、会社のカルチャーも一緒に育てていく必要があると痛感しています。

編集=上田裕資

 

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