・ストレスの根本的な原因を明らかにするため、お金が自分の生活にどのような役割を果たしているのかを確認すること。お金とのかかわり方などについて、これまでに学んだことが役立っていないなら、それに固執しないことだ。お金が果たす役割を特定することができれば、お金は私たちにとっての「主人」ではなく「道具」になる。
・障害を乗り越え、お金に関する不健全な思考パターンを排除し、財政状況に対する健全な見方に基づいた安定的なワーク・ライフ・バランスを確立・維持するため、お金に関するマイナス思考をコントロールする。
・私たちの目的意識や価値観、安心感に財政的な成功がどれほど影響するか確認すること。これらを確認して目標とすることは、自分の立ち位置を明確にすることにもなる。ただし、これらは満足の基準になるものではないことに注意が必要だ。
非常に善意にあふれ、職場に親しみを持って働いている従業員でも、お金の問題で仕事に集中できなくなることはあり得る。賢いリーダーたちは、こうした従業員たちを一人の人間としてサポートし、生産的な職場を築くことが極めて重要だということを認識しているはずだ。体と心はつながっている。出勤してくるすべての人たちにはそれぞれの心があり、家庭、人生、お金に関するストレス要因は常に、その心とつながっている。
私たちが心の中に持つ指標を、無視してはならない。お金の問題については特にそうだ。私たちは潜在性を最大に引き出すために、最善を尽くすことができなくてはならない。そして、その目標を達成するには、自らの「懸念」を管理できる状態でなくてはならない。