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2016.05.08 14:00

「脳」を健康に保つための7つの習慣〜行動編〜


3. 学習・精神活動を維持する

年齢を重ねても精神的に活発であるためには、学習が必要だ。これは、健全な認知機能と関連している。クロスワードや数独が認知機能の維持に有効だと考えられているのは、このためだ。

脳の病気の発症と精神的な活発さとの明確な関連性は、まだ確認されていない。だが、知的経験の蓄積を通じて私たち守り、発現する症状の数を減少させているとみられる。

アルツハイマー病を専門とする米メイヨー・クリニックの神経科医、デイビッド・ノップマンは、「認知活動がアミロイドベータの生成を抑えたり、神経原線維濃縮体の形成や進行を抑えたりする訳ではない」「だが、高い認知活動は脳に対し、脳の病気の影響に対するより高い抵抗力を与えてくれる」と話している。

4. 睡眠を取る

あなたが眠っている間に、脳は実に多くの働きをしている。脳が眠ることはないのだ。常に記憶を整理し、不要なものを削除する。短期間でも睡眠が取れない状況が続けば、認知機能には大きな問題が生じる。

認知機能が低下すれば、注意力、学習能力、創造的思考が失われる。睡眠不足が続き、それが長期化すればするほど、影響が解消されるまでにかかる期間も長くなる。私たちが脳の健康を維持するためには、1日当たり7時間の睡眠を目指すと良いとされている。

ここに紹介した行動のうち、できる限り多くを実行することが、あなたの脳の健康を増進させてくれるだろう。すべてを毎日行うことできなくても、できるときにできることをすれば、それだけでも効果はあるはずだ。

編集 = 木内涼子

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