1. アンジェリーナ・ジョリー
2000年代初めには、最も物議を醸すセックスシンボルのひとりだった。当時の夫、米俳優のビリー・ボブ・ソーントンの血液を入れた小瓶を首から下げて歩いたり、兄との気味が悪いほどの親密さを公衆の面前で披露したりしたほか、ブラッド・ピットとジェニファー・アニストンの結婚を破たんに追い込んだといわれている。
だが、2001年に映画『トゥームレイダー』の撮影で訪れたカンボジアで、ジョリーの何かが大きく変わった。突然、人権活動に力を入れるようになったのだ。その後はアフリカから中東まで、各国の紛争地域に足を運んで活動を継続。紛争下における性暴力を非難する国連決議の採択にも尽力した。
2. ロバート・ダウニー・Jr
15年ほど前、ダウニーはハリウッドの“使えない”俳優の一人だった。コカインやヘロインなどの薬物使用と関連の違法行為で、何度も逮捕されていたからだ。しかし、薬物依存を断ち切ってからは俳優として目覚ましい活躍を続けている。現在は、最も高額なギャラを稼ぐ俳優の一人として知られている。
3. キム・カーダシアン
セックステープの流出で人生が良い方に転ぶ人がいるとは、誰が想像しただろう? カーダシアンはもともと、パリス・ヒルトンのアシスタント。その人が世界的に名前を知られるセレブの一人にまでなったのだ。米国のリアリティー番組で、出演料が最も高額な一人とされている。夫は歌手のカニエ・ウエスト。
4. フロイド・メイウェザー
フォーブスの調査では2014年と翌15年、2年連続で最も稼いだアスリートだ。2015年の年収は、3億ドル(約319億円)とされる。童顔だったことから、ボクサーとしてデビューしてから10年間は「プリティ・ボーイ」と呼ばれていた。だが、それはすでにほぼ忘れ去られている。現在の呼び名は、「フロイド・マネー」。
5. アーノルド・シュワルツェネッガー
シュワルツェネッガーはこれまでに2回、その人生を大きく変えた。プロのボディビルダーからハリウッド俳優への転向。そして、政界への進出だ。
カリフォルニア州知事にも就任したシュワルツェネッガーは、同じく俳優から同州知事、大統領になったロナルド・レーガンを自身の「ヒーロー」と呼んでいる。知事を2期務めた後、65歳で俳優業に復帰。出身はオーストリア。