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Driving the conversation on the connected car and mobility

(Photo by Martin Ollman/Getty Images)

私は5月に、ミルケン研究所が主催するグローバル・カンファレンスに出席するため2日間の予定でロサンゼルスを訪れる。その際レンタカーをしようか、それとも配車サービスのウーバーかリフトを使うか、頭の中で計算をしている。タクシーはもはや選択肢として思い浮かばない。そしてレンタカーも、近いうちに同じような運命をたどることになるかもしれない。

旅費や経費の管理サービスを提供しているCertifyによれば、既にその傾向はある。同社は2016年第1四半期のSpendSmartリポートを発表。出張者の領収書900万枚以上を分析した結果、ウーバーの利用だけでもレンタカー料金の総額を上回ったことが明らかとなった。

それらの領収書のうち、ウーバーは地上交通機関の全取引の43%に達し、全配車サービスを総合すると46%に達した。一方でレンタカーは全体のわずか40%だった。リフトの利用は44%増加し、全取引の2.5%に達する勢いだという。この傾向は加速する一方で、同報告書によれば、レンタカーの利用は過去2年で15%減少。一方でライドシェアの領収書は2015年第4四半期に4%増加した。

ライドシェア・サービスがレンタカーに対してリードを広げているのにはいくつかの理由がある。出張者はレンタカーの割高なコストを回避したいだけでなく、面倒な事前予約や受付カウンターでの待ち時間、返却前にガソリンスタンドを探すといった手間をなくしたいのだ。

「出張者の間でのウーバーの人気とリフトの利用増加を促しているのは、コスト、利便性、顧客満足度の3つの要素だ」と報告書は指摘する。

当然これはレンタカー会社に打撃をもたらしており、エイビスとハーツの株価はいずれも2016年、大幅に下落している。

レンタカー各社は数年前から、ライドシェア産業への参加を試みている。エイビスは2013年にカーシェア大手のジップカー(Zipcar)を買収。エンターププライズ・ホールディングスも同年、1時間単位で車をレンタルする独自の「CarShare」プログラムを立ち上げた。ハーツは4月上旬、アプリでオンデマンド・パーキングサービスを提供している新興企業リュクス・バレー(Luxe Valet)に投資を行った。

編集=森 美歩

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