この問題の対処策としてGrabrは、消費者または荷物の依頼主は「特定の商品を頼むだけ」で、旅行者自らがその商品を購入して荷物に入れるという点を強調している。一方のAirmuleは、送り主に対して輸送荷物の写真のアップロードを求め、綿密な取引記録を提供することでセキュリティレベルを高めているとしている。
航空会社と税関のセキュリティについては、あまりはっきりしていない。この件について、ユナイテッド航空とアメリカン航空にコメントを求めたが、いずれの広報担当からも返答はなかった。運輸保安局の広報担当は、同局が2つのアプリケーションについて調査中だと認めただけだった。
AirmuleとGrabrにとって、航空業界内の制約と、中身が分からない品物を運ぶことに対する旅行者の安心感が最大の難題となるだろう。だがカーシェアリングや貸別荘のように、旅行業界と消費者が最終的に“預け入れ荷物のシェア”に適応する可能性もある。