世界的なフィギュアメーカーの同期の売上高は、前年同期比16%増の8億3,120万ドル(約905億1,510万円)だった。純利益は同83%増の4,880万ドル(約53億1,420万円)。アナリストらは、売上高を7億6,840万ドルと予想していた。また、同期の1株利益はアナリスト予想の14セントを大きく上回る38セントだった。
同社のブライアン・ゴールドナー会長兼CEOは、「昨年末までの勢いが、今年に入っても継続している」と説明。スター・ウォーズ関連製品の需要が世界的に高水準を維持していることや、今年から『アナと雪の女王』をはじめとするディズニー作品のプリンセスたちの人形を手掛けていることが、同社の売り上げをさらに後押ししたとの見方を示した。
ハズブロの同期の女児向け玩具部門の売上高は、前年同期比41%増を記録した。現在の主力商品であるプリンセスたちとアナと雪の女王の着せ替え人形などが、後押しした形だ。一方、男児向け玩具部門の売上高は、同24%の伸びとなった。スター・ウォーズのほか、シューティングスポーツトイの「ナーフ(NERF)」、妖怪ウォッチの人気が寄与した。
同社はこのほか、パイ投げゲーム機「パイフェイス(Pie Face)」やダイスゲームの「ヤッツィー(Yahtzee)」、カードゲーム「デュエル・マスター(Duel Master)」などのゲームも手掛ける。「ツイスター」やボードゲームの「モノポリー」、「ソーリー!」などは、売り上げの減少が続いている。