ミーティングを脱線させる「困りもの上司」への対処法

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2. 議題を大きく書き出しておく

ミーティングの目的については(理想としては)全ての出席者が同意しているはずだ。その目的を一言、あるいはワンフレーズでホワイトボードなどに書き出し、出席者全員に見えるようにしよう。そして脱線したら、議論、あるいは全員の注意をそこに戻すよう導くのだ。

3. 脱線の回数を記録する

議事録で、ミーティングの内容だけでなく、脱線が何回あったかも記録しておくのも手だ。これを出席者全員で共有することで、状況認識能力の向上を図るのだ。現状を把握できればその改善も行われるし、何かについて“監視されている”と分かれば、人はもっと求められる基準を満たそうとするものだ。

4. きちんと準備をする

大部分のミーティングでは、社交的な人が最も頻繁に発言するものだ。彼らは“声を出しながら考える”のが自然な思考プロセスなのだ。一方で内向的な人は、一人で時間をかけて情報を処理する。どちらが良くてどちらが悪いということではなく、それを知っておくことはきわめて重要だ。

事前(10分前などではなく、理想としては24時間前)にミーティングの目的と達成すべき目標を知らせ、社交的ではない出席者も最大限、議論に貢献できるようにしよう。

有害な上司を巧みに操る術は、芸術でもあり科学でもある。必要な措置をとらなければ、あなたの現状も、厄介な上司も変わらない。

編集=森 美歩

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