投資会社Cowen & Co.のアナリストであるジョン・ブラックレッジは、オリジナルコンテンツの人気上昇は会員減少の「懸念を緩和する」助けになると指摘する。同社が実施した調査では、ネットフリックスの会員の3分の2近くが、購読理由にオリジナルコンテンツを挙げており、その数は2013年の調査時の3倍になる。
調査会社Wedbushのアナリストであるマイケル・パシュターは、ネットフリックスの料金値上げの一因が、まさにそこにあると指摘する。「自社所有のオリジナルコンテンツへのさらなる注力と、ライセンス取得コンテンツへの支出増加が値上げの理由になっていると考える」
ネットフリックスが超高額なコストを費やしていることは有名だ。同社が今年、コンテンツに費やす金額は、なんと60億ドル(約6,478億円)にのぼる可能性がある。
同社の株価は、昨年130%もの値上げを達成。国内での成長に懸念がある中でも、ほとんど下落しておらず、年初来3%の下落にとどまっている。