まずは米国で展開し、他国にも広げる
情報は細切れで表示されるため、通学などの隙間時間を活用し、情報収集が行える。リンクトインはパイロット版のアプリをサンノゼ大学とセントラル・フロリダ大学で試験運用し、学生らがストレスを感じずに利用できるかを確認した。
アプリは当初、スナップチャット的な遊び要素のあるデザインを取り入れていたが、学生らは現行版のアプリの真面目な雰囲気をより好むことも分かった。表示される求人情報やリンクトイン主催の就活イベント情報は、全米の大学の就職課も活用可能となっている。
さらに、アプリ内には求人関係の記事や動画も掲載。面接や給与交渉に関する記事も含まれている。数は限られるが、JPモルガン等の企業のスポンサー欄も設置され、そこでは学生らに、さらに詳細なプロフィーデータの入力を求めている。
アプリは現在、英語版のみでiOS、アンドロイド向けに公開中。徐々に他国での展開も開始するという。
リンクトインによると、同社のメインアプリの「エデュケーション」タブにあるコンテンツの多くは、大学や同窓生ページを除き、縮小していく方針で、職探し目的の利用にフォーカスしていくという。リンクトインはまた、今回の学生向けアプリは将来的に、同社が最近買収した教育サービスLynda.comとの連携を開始すると述べている。