落とし穴だらけ? オンラインでの情報共有に潜む危険

Andrew Brookes / gettyimages


他人の反応が「共有願望」を高める


人は他人からの注目や反応が欲しいがために、オンラインでどんどん情報を共有してしまう。投稿内容に対するコメントや「いいね!」、シェアの数が少ないほど、投稿は少なくなる傾向にある。つまり、反応があるからこそ、人は投稿を続けるのだ。あなたの周りに、毎日何度も投稿する人もいれば、数週間にわたって投稿のない人もいるのはそのためだ。そして85%の人が“投稿への反応”を読んで情報を理解していると推定されている。

ブロックされたコンテンツへのアクセス

仮想プライベートネットワーク(VPN)を使うと、ブロックされたウェブサイトへのアクセスが可能になる。一部の国では特定のオンラインショップやウェブサイトへのアクセスがブロックされているが、VPNを使えばどこにでもアクセスが可能だ。自分のIPアドレスを隠すことができ、身元を識別されない「幽霊」になれる。

サポートセンターとのチャット

多くの人があまりに気にかけていないが、サポートセンターとのチャットで入力した情報だ。サポートセンターの仕事は外注されていることも多く、あなたが入力した情報がコピー&ペーストされて、なりすまし犯罪に利用される可能性も十分にある。場合によっては、あなたの情報を使ってオンライン・プロフィールを作成されかねない。

コンテンツを読むための情報登録

ウェブサイトの中には、特定のコンテンツを読むのに登録が必要なところがある。医療のプロや弁護士など、特定のオーディエンスに向けたウェブサイトであれば、それも構わない。だが、ごく一般的なコンテンツを読むのに個人情報を要求するウェブサイトには気をつけよう。中にはマーケティングに役立てる目的のところもあるが、あなたの情報を広告会社や詐欺師に売ることが目的のところもあるかもしれない。

複数のチャンネルで多くの情報を共有すると、社交的だと思われるかもしれないが、犯罪や経済的困難を招くことにもなりかねない。身の安全を守るために、オンラインで共有する情報には今まで以上に気をつけることが重要だ。

編集=森 美歩

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