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テクノからチャート、その他の音楽業界に関する執筆を担当。

Denys Prykhodov / Shutterstock

Spotifyは最近、デット・ファイナンス(負債として計上される借入金)で10億ドル(約1,080億円)を調達した。この巨額の資金を同社は何に使おうとしているのだろうか。

動画コンテンツの拡充

Spotifyは動画配信でも確固たる地位を築きたいと考えている。アップルミュージックやTidalといった他のストリーミングサービスは動画配信に力を入れており、Spotifyも競争力を保つためにもっと拡大する必要がある。同社はすでに動画配信を始めているが、十分とは言えない。ミュージックビデオやライブ動画、裏舞台を紹介する動画や独占配信動画などを提供してもいいだろう。

新たな買収

Spotifyはこれまで数えるほどの企業しか買収していないが、その数が増えるかもしれない。1月下旬には、誰がどこでどんな音楽を聴いているかが分かる、位置情報を絡めたアプリのSoundwaveと、ボイスチャットとメッセージングのアプリCord Projectを買収した。今後の成長を視野に、他の企業を買収する可能性もある。

ロイヤリティの引き上げ

Spotifyの評判を傷つけていることの1つが「アーティストを締め上げている」というイメージだ。誰もそのような企業を好むはずがない。ロイヤリティが低いのは事実だ。巨額の資金を調達できた今、その一部を使ってストリーミング当たりのロイヤリティを引き上げることもできる。期間限定でもいいだろう。そうすることによって評判が上がれば、ユーザー数も増えるかもしれない。ロイヤリティの引き上げは、誰よりアーティストにとって喜ばしいことだろう。

プロモーションや無料期間の延長

ストリーミングの売上はダウンロードや物理メディアの売上を上回って音楽業界を牽引する存在となっている。しかし、大手のサービスを使ったことがない人や、Spotifyを無料で利用しているユーザーも多い。無料ユーザーも収益につながるが、課金ユーザーの方がはるかに利益を生むことは間違いない。

無料会員を有料会員にすることは一筋縄ではいかない。無料のトライアル期間を設けたり期間限定で特典を付けたりすることもできるが、その間もロイヤリティは発生するため、相当な資金が必要だ。

10億ドルを得た今、Spotifyは無料トライアルを拡大したり、最初の半年は月額1ドルにするなどの特別価格を導入したりしてもいいかもしれない。有料サービスの良さを体験できれば一部のユーザーはトライアルの後も課金ユーザーとなってくれる可能性があるが、まずは資金を投入して体験してもらわないことには始まらない。

編集=上田裕資

 

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