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金融市場に関する記事を中心に執筆

ディズニーのボブ・アイガーCEO (Chip Somodevilla / Getty Images)

ウォルト・ディズニーが4月4日、トーマス・スタッグス最高執行責任者(COO)の退任を発表し投資家たちを驚かせた。次期CEOの候補者を失ったことで、誰が同社の後継者となるのか先行きが不透明になった。

過去にも後継者選びで手間取ったことのある同社。ボブ・アイガーCEOが2018年に退任予定であるため、スダックスが候補から外れた今、同社は今後2年以内に後継者を決めなければならない。それが誰になるにせよ、アイガーの後を継ぐ人物は大変な重責を担うことになる。アイガーは就任以来、いくつもの重要な取引をまとめ、メディア&エンターテインメント界の一大帝国であるディズニーを記録的収益に導いた。

アイガーがCEOに就任した2005年以降、ディズニーの株価は3倍に跳ね上がった。その大きな理由が、複数の大企業の買収だ。同社は2006年にはピクサーを74億ドル(約8,000億円)で、2009年にはマーベル・エンターテインメントを40億ドル(約4,300億円)で、さらに2012年にはルーカス・フィルムを同じく40億ドルで買収した。

これらの投資が実を結び、『トイ・ストーリー3』や『アベンジャーズ』、直近では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』など数多くのディズニー映画が、数十億ドルの興行収入をもたらした。こうした映画の成功がそのほかの分野の事業も後押しするかたちになり、グッズやゲームの売上も増加した。

これほどの業績を残したアイガーが予定どおり退任するのかどうかと疑う声もある。それも無理はない。彼は過去にも退任を先延ばしにしたことがあるからだ。現在65歳のアイガーが、今回もまた退任を先延ばしにする可能性も十分にある。

それに少なくとも、アイガーにとって退任後の計画の1つが潰れている。アイガーは、カリフォルニア州カーソンにNFLのサンディエゴ・チャージャースとオークランド・レイダースの(共同)新スタジアムを建設する計画を支援し、完成すれば共同オーナーになる予定だった。だが1月、この計画は潰れている。

編集=森 美歩

 

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